fictions│exhibition 食べられないレストラン
2011.9.26–10.8
会場/workroom*A    撮影:成田舞

おいしそうなものを見ると、少し目をとめてしまう。
その一瞬の間に、細部のテクスチャーまで目を届かせながら、
そこから想像される感覚─歯ごたえ、舌触り、甘さ、香り、
みずみずしさ、冷たさ─などをひととおり味わっている。
日々の中で想像力が自然に豊かに発揮される数少ない場面。

日常生活でよく目にする、普段あまり気にとめない物も
食べ物として見たら、もっとじっくり味わうことができるかもしれない。
展覧会場をレストランに見立て、その架空のメニューとして
作品を作りました。

期間中、ワークショップ「レストランのメニューを作る」と、
イベント「食べられるレストラン」を行いました。
日用品でできた架空のメニューが、実際に食べ物になるとどうなるのか?
実際にやってみようと、料理人を招いて開催した1日限りのイベントは、
見た目も味もちょっと不思議な絶品達にみなさん驚きながらじっくり味わっていました。

fictions
長岡綾子(プラン、デザイン)、成田舞(写真)のユニット。

架空のメニューはこちらでご覧いただけます。


 


会場全体の風景 


メニューを一冊の本の形にまとめました。 


 


 


 


 


キッチンに見立てたスペース 


 


イベント「食べられるレストラン」 


メニューの中から選ばれた3品のコース料理